Subscribe via feed.

10年前に比べて100倍以上と大容量化が進むSDメモリーカード

Posted by admin on 2017年1月7日 – 12:00 AM

様々な記録メディアの中で、特に小さくて持ち運びに便利なのがSDメモリーカードだ。パソコンやデジカメ、ビデオカメラなどでよく使われ、最近はもっと小さいmicroSDメモリーカードもスマートフォンなどで使われている。128GBの製品なら、一眼レフカメラで撮った5MB程度の高画質な写真が2万枚以上保存可能になっている。指に乗るほど小さなSDメモリーカードの中に、どうしてこんなに記録できるのだろうか。SDメモリーカードは、NANDフラッシュと呼ばれる、電源が切れても記録が消えない記憶媒体を使用している。また、カードの中にはNANDフラッシュのほかに、CPUも搭載されている。パソコンでおなじみのCPUだが、それよりも小型で性能も限定されている。外部から入ってきたデータは、まずCPUに送られ、CPUの命令でNANDフラッシュの所定の場所に記録されていく。NANDフラッシュは非常に微細に区画割りされていて、1つひとつの区画をセルと呼んでいる。セル1つで1ビットを記録するSLC方式と、2ビットを記録するMLC方式があるが、例えば、128GBを記録できるSLC方式のメモリーカードには、なんと1兆995億1162万7776個ものセルが搭載されている計算になる。セルを極小スケールの超高密度で集積しているから、小さくてもたくさんのデータを記録できるというわけだ。


This post is under “未分類” and has no respond so far.
If you enjoy this article, make sure you subscribe to my RSS Feed.

Post a reply