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通信の応答速度「ping値」とは?

Posted by admin on 2023年8月17日 – 12:00 AM

“インターネット通信では、サーバー間で情報のやり取りが行われていますが、この情報の送受信にかかる時間、タイムラグを表す値が「ping値」です。今回はping値についてまとめてみましょう。
【インターネットの応答時間を表す「ping値」】
ping値は「ピン値」「ピング値」と呼ばれています。単位は「ms(ミリ秒)」で、ミリは1000分の1を意味します。20msであれば0.020秒になります。ping値が小さければ小さいほど、反応速度の速い優秀な回線と言えるでしょう。ping値はGoogleのインターネット速度テストなどのスピード速度で回線速度と一緒に計測できます。
例えば友達にLINEを送る時には「送信アイコン」をタップします。この送信アイコンをタップしてから、実際にLINEの画面上に表示されるまでにかかった時間。それがping値になります。
ping値の一般的な目安としては30~50msが妥当です。オンラインゲームを快適に遊びたいという場合であれば15ms以下を保つとよいと言われています。常にping値が100ms以上になってしまう場合には、動画視聴時に不具合が発生してしまう可能性があるので注意しましょう。
【LINEを送ったのに届いていない!それは相手側の回線のping値が遅いから起こる】
友達にLINEを送ったのになぜか届かない…なんて経験はありませんか?こちらの画面上は「送信済み」になっているにも関わらず相手の画面には何も表示されない…という状況になることがあります。これは、送信者側のメッセージはLINEに届いているものの、LINEから友達に届いていないという状況です。つまりLINEと友達の間で通信ができていないということになります。これは友達の使っている回線に問題があり、「応答速度=ping値」が遅い回線を使用している可能性があります。
【ping値が重要になるのは「オンラインゲーム・テレビ会議・動画配信」】
ping値が重要になるのは
・オンラインゲーム
・テレビ会議
・動画視聴
の利用時です。それぞれまとめてみましょう。
<オンラインゲーム>
オンラインゲームの中でも特に、格闘ゲームやTPSをする時には、通信速度はもちろん、応答速度が重要になります。ping値が遅いと、コントローラーのボタンを押してから画面内のキャラクターが動くまでにタイムラグが発生してしまいます。オンラインゲームをする際には、ping値の理想値は「15ms以下」です。
<テレビ会議>
コロナ禍になりテレワークの拡大で、テレビ会議を利用する頻度は増えています。Zoomやteamsなどを利用する際にはping値が重要になります。応答速度が遅いと、音声が聞こえなくなったり、映像が固まったりすることがあります。音声や映像は、データ容量がとても大きいので、ping値が遅すぎると余計に固まりやすいのです。
<動画配信>
YouTube、インスタグラム、showroomなどの動画配信は、若い人たちを中心に人気を集めています。この動画配信でも応答速度=ping値は非常に重要になります。音声と映像を同時に流しているので、通信速度と応答速度が遅いと、音声が途切れてしまったり、映像が固まったりすることがあります。
【通信速度と応答速度(ping値)は相関が高い】
通信速度の速さと応答速度の速さは相関が高いです。ping値が速い場合には、通信速度も速くなりやすいという傾向があります。オンラインゲーム、テレビ会議、動画配信以外ではping値を特に気にする必要はないでしょう。どちらかと言えば動画視聴の際には、通信速度の方が重要になります。”


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